2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧
脳神経内科は間口が広いため,自分の取り組みたい領域を必ず見つけることができると言われています.しかし間口が広いがゆえに,さまざまな年代において選択の機会が訪れ,悩むことも多いように思います.私のキャリアパスもまったく予定通りではなく,予想…
期待されたアルツハイマー病治療薬「アデュカヌマブ」が,有効性を明確に判断することは困難として承認判断が見送られ継続審議になりました.患者さんからほかの予防法について質問を受けたので,論文をもとに説明しました.用いた論文は,243の観察的前向き…
今回のキーワードは,オミクロン株と迎える冬,レムデシビルは進行リスクが高い外来患者の入院・死亡を抑制する,経口薬モルヌピラビルは,危険因子のある成人患者の入院または死亡のリスクを減少させる,脳静脈洞血栓症のリスクは,アストラゼネカワクチン…
本日発行の医学界新聞に,私が司会をさせていただき,コロナ後遺症専門外来を担当されておられる髙尾昌樹先生(国立精神・神経医療研究センター病院 臨床検査部・総合内科 部長),そして急性期から後遺症まで長期的な患者フォローを行っていらっしゃる石井 …
ALS患者さんに,病名の告知や人工呼吸器装着の必要性などのbad newsを伝えることは難しい作業です.その理由として,bad newsに対する患者さんの反応は多彩であること,経験豊富な脳神経内科医でも予後の予測は難しいこと,ウェブ上にはALSに関する情報が氾…
写真は手に鉄球を持ったトーマス・エジソン像です.エジソンは発明がうまくいかなくなると,鉄球を持って肘掛け椅子で昼寝をしました.睡魔に襲われて眠ると手にした鉄球が落ちますが,その音で目が覚めたときにインスピレーションが湧き上がったという有名…
今回のキーワードは,米国におけるオミクロン株感染者の特徴,ブースター接種はデルタ株感染による死亡率を大幅に低下させる,ブースター接種はデルタ株感染による重症化率を大幅に低下させる,COVID-19感染小児例における精神・神経症状も自己免疫性の場合…
◆病態修飾療法の時代に突入した脳神経疾患診療の必携書です.多岐にわたる疾患,複雑化した診断基準と重症度評価をこの1冊で確認できます.日常診療で役立つ,各疾患の基本的事項,診断基準使用のコツ,臨床亜型,今後の課題を考えるうえで役に立つ診断基準…
JAMA誌のインタビューでオミクロン株について議論がなされています.2名は米国の著名な感染症部門の教授,もう1名は疫学・国際保健学の教授です.12月1日の収録ですが,興味深く思った点をメモしました. ◆スパイク蛋白の変異数が35ほどと非常に多く,誰もが…
今回のキーワードは,オミクロン株に関してこれから明らかにすべき疑問,ファイザー・ワクチン2回目の接種90日後には感染リスクの緩やかな上昇が見られる,long COVIDやワクチン後副反応に抗イディオタイプ抗体が関与する可能性がある,です. ◆オミクロン株…